銀座凮月堂の夏の定番人気商品『青竹水羊羹』は、青竹と笹で包んだパッケージが特徴的。今年は大葉を使った爽やかな風味の『青竹大葉水羊羹』も新たに登場しています。商品について、開発に携わった和菓子職人の永用さんにお話を伺います。
青竹の中から飛び出してくるのは、筒状の水羊羹。甘さは控えめで、つるりとした食感となめらかなのどごしが楽しめます。大葉水羊羹は、大葉の風味や香りがしっかりと感じられるみずみずしい味わいです。
永用「4、5月に提供していた季節のパフェ『新緑に寄せて』の中に使われていた大葉の水羊羹がお客さまにとても好評で、購入したいとのお声もたくさんいただいたので、定番の水羊羹と共に販売することになりました」。
お客さまの生の声がすぐに反映され、商品化に至ったのだといいます。
水羊羹に使われるのは、厳選した国産の小豆と糸寒天。1本の水羊羹に対して使用する大葉はたっぷり10枚ほど。糸寒天を溶かした中に自家製の生餡を練り込みます。大葉は火を入れることで風味が飛んでしまうので、加熱処理を最低限に抑え、本来の風味を損なわない工夫を施しているのだそう。
包装にはテープやリボンなどを一切使わず、笹のみを使用しています。
永用「手間はかかりますが、手に取っていただいた時に青竹や笹の生の風合いを感じられるのも魅力のひとつです。見た目も涼しげで、お中元などの贈答用としても喜ばれると思います」。
水羊羹は受注制で、全国への発送も可能とのこと。容器に使われる竹も京都から取り寄せているため、早めの注文がおすすめです。
これまで箱詰めのみだったギフト用の詰合せも、今年は中身が透けて見える竹籠入りになりました。『青竹水羊羹』と『青竹大葉水羊羹』2種セットのほか、愛媛産の河内晩柑をまるごと使った『河内羹』とのセットも目を引きます。
永用「銀座凮月堂のお客さまに感じていただいている商品の魅力は、中身をそのまま見せる方がより伝わるのではないかと思い、今回の詰合せを考えました。夏の贈り物にお選びいただけたらうれしいですね」。
暑い夏に清涼感を届ける水羊羹シリーズ。ぜひパッケージのこだわりにも注目してみてください。
青竹水羊羹/1本450円
青竹大葉水羊羹/1本450円
竹籠入り水羊羹詰合わせ/2種3本ずつのセット2,900円、2種5本ずつのセット4,700円
竹籠入り三種詰合わせ/河内羹1玉・青竹大葉水羊羹3本・青竹水羊羹2本のセット3,450円、河内羹2玉・青竹大葉水羊羹3本・青竹水羊羹2本のセット4,450円