銀座凮月堂の茶房では、季節の旬を盛り込んだ『凮月堂パフェ』を提供しています。独創的なメニュー開発を行っているのは、職人の高木さん。
高木「店舗リニューアル後の2019年5月から、季節のパフェの提供を始めました。フードライターさんのご紹介やインスタグラムなどの口コミで人気が広まり、多くのお客様にお越しいただいています」
こだわりのポイントは、和の食材を使用していること。
『12、1月パフェ〜冬至に寄せて』では、国産のはちみつや生姜、日本酒、黒糖玄米あられといった和菓子屋ならではの食材が並びます。冬至に「ん」の付く食べ物を食べると幸運を呼び込めるという風習から、金柑のコンポートも加えました。銀箔を散りばめた飴細工とシャンパンのソルベは凛とした冬景色を思わせ、見た目からも季節を感じることができます。
高木「リニューアル前は和洋喫茶でしたので、ベーシックな洋風のパフェをご提供していました。お客様からのお声で再度パフェをスタートすることになったとき、和菓子屋らしいパフェを作れないかと改めて考えたんです。毎回テーマを立てて、季節の味を感じられる食材を選んでいます」
パフェと共に提供されるレシピにはパフェの構造がイラスト付きで描かれています。
高木「最後のひと口まで楽しんでいただけるパフェを目指しています。食べすすめていく中で飽きがこないようにと、毎回様々な風味や食感の素材を組み合わせています。春にはふきのとう、夏は木の芽など、割烹で使われる和食の要素も取り入れ、銀座凮月堂らしいパフェになりました」
店内のカウンターで一つひとつ作り上げる様子を眺められるのも当店ならでは。席の予約も可能なので、カウンター席を指定してみてはいかがでしょうか。
和のマリアージュで季節を感じる月替わりのパフェは、今後も新たなメニューを開発予定です。季節の移り変わりをぜひ味わってみてください。
凮月堂パフェ(ドリンク付き:煎茶・珈琲・和紅茶からセレクト)
…2,530円(税抜2,300円)