当ビルでしか見られない、貴重な階段踊り場のヴィンテージアート
2025.10.10
銀座凮月堂ビルは、クラシック&ビルドが進む銀座の中で、建築当時の価値を残す数少ない建物の一つ。素材に恵まれた時代ならでは...
銀座凮月堂ビルは、クラシック&ビルドが進む銀座の中で、建築当時の価値を残す数少ない建物の一つ。素材に恵まれた時代ならではの上質な石や木材、職人の手仕事が息づいています。私たちは、それらを現代の感性で丁寧に手入れし、「磨くと光る」という価値観のもとで日々の管理を続けています。
単に古いものを守るのではなく、時を重ねながらも新しい表情を引き出すこと――それが、
この建物に込めた想いです。その一環として、アートを「空間のコミュニケーションツール」として位置づけています。
各フロアを結ぶ内階段の踊り場には、建築と同時代の写真作品を展示しました。当時の作品を現代の技術で再構成し、発色や構図を整えることで、時を超えて新たな輝きを放っています。過去に生まれた空間と、現代に蘇ったアートが響き合うことで、懐かしさと洗練が共存する場所になりました。
当時の欧米ファッション誌は、作家たちが自由な感性と豊富な制作力をもって挑戦していた時代。その熱量を宿す写真は、半世紀を経た今もデザインとしての力を失わず、見る人の感性を刺激します。人の往来が少ない階段に、あえて人物を写した作品を飾ることで、空間に温度と物語を与えました。
訪れる方が、ふとした瞬間に安らぎや発見を得られる場所でありたい。私たちは、過去を敬いながら現代に息づく「磨かれた空間」をこれからも育ててまいります。