燈明店主の粋な豆知識「包丁にも陰と陽がある」
2025.09.19
長年料理の世界で仕事をしている店主は、幅広い知識の持ち主です。今日はたくさんの知識の引き出しから「陰と陽」についてのお話...
長年料理の世界で仕事をしている店主は、幅広い知識の持ち主です。今日はたくさんの知識の引き出しから「陰と陽」についてのお話を。食材、調理法、器、色彩、あらゆることに陰陽があり、対極になっています。包丁にも陰陽があり、両刃の洋包丁はすべて「陽」、和包丁では刃がついている面が「陽」、裏側が「陰」となります。鯛や平目など包丁を斜めにして魚を薄く削ぐように切ると、切った身は包丁の裏面に当たっているので「陰」となります。厚みのあるマグロなどを切る平造りだと、包丁の刃が当たった面の身を倒すように並べるので切った魚は「陽」になります。お造りが「陰」か「陽」かで、盛り付ける器も変わります。陰のお造りには陽の器(丸皿や曲線の器、浅い器)、陽のお造りには陰の器(角皿や直線の器、深い器)が合います。なんかしっくりこないなという時は陰陽が合っていないということです。これは、家庭での盛り付けにも役立ちますね。カウンター越しに店主からそんな話が聞けるのも料理プラスαの楽しみと言えそうです。